カヤック日記


2003年3月の出来事!

今月は珍客が来ました、といってもツアーの話しではなく館山市の波左間の定置網に迷い込んだ深海からのお客様。 とっても目がパッチリとしていてスラリとした姿はなかなかかわいい? あんまり長かったんで一枚の写真に納まりませんでした。(1mと少しくらい) サケガシラさんと言うそうです。インターネットで調べてみたらマッコウクジラの胃内容物からも見つかっているそうです。義弟がここの漁港に勤めているので運良く見せてもらうことが出来ました。 とっても珍しいんですよ。そのうちどこかの博物館で展示される予定だそうです。深海の生き物が表層に上がってくるのは大地震の予兆なんていやな話もありますが地震嫌いな私は気にしないようにしています。 サケガシラ

地震のことは忘れて今日もイルカ観察へ。条件の良い日には海岸に到着する前に車でよそ見をしただけで背びれが見つかったりします。でもダメな日はとことんダメでもあります。それが野生動物です。 そんな時イルカたちがどこに行っているのか?それが今一番知りたいことです。 でも分からないことがあるから興味が尽きないんだとも思います。

カヤックでイルカを観察するというと背びれぐらいしか見えないんだろうと思う人も多い筈。ところがどっこい(死語?)カヤックには面白い使い方があるのです。それはエスキモーロールとか単にロールと呼ばれる本来ひっくり返ってしまったときの為のリカバリースキルです。 ひっくり返っても困らないようにとエスキモーロールを練習するうちにエスキモーロールそのものが面白くなってしまうなんてこともあるのです。カヤックが上手になればなるほどひっくり返ることが少なくなるので実際には何に使うかというと真夏の暑いときにもすぐに水浴びが出来るとか水中メガネを持っていればどこでも水中の様子が見られるなどなど、まあやらなくても良いことだけど出来たら良いな、みたいなスキルです。 でもイルカや水中で暮らす生き物が大好きな人だったら出来ないととっても損をします!

今日も水中コウモリ?が来たぞ(イルカの気持ち・・・) どこかでツーリングしていたら突然目の前にイルカが現れたりウミガメが浮かんできたりしたら水中で見たいですからね。 でもカヤックから降りて泳げばいいじゃんと思うのが普通でしょう、でももし1人で漕いでいるときだったら沖合いで泳ぎだすのはあんまり安全とは言えません。泳いでいる間にも潮や風によってあっという間に流されてしまう可能性大です。 それよりなにより慣れてしまえばわざわざカヤックから降りるよりもロールする方がはるかに簡単になるでしょう。私は水中での撮影をエスキモーロールでやっています。御蔵島でスイマーと随分泳いだはずのイルカたちもエスキモーロールには興味津々のようです。

エスキモーロールってます
↑上から写しているのにイルカの側面が写せるのはイルカたちがサービスして横向いてくれているからです 。イルカの向こうに砂地の海底が見えるでしょ。
←左上に逆さまのイルカが見えますか?(舳先とイルカを一緒に写すのはちょっと難しかった・・・)

エスキモーロールやってみませんか?





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