5月はいろいろな動物に再会できる月なのでワクワクします。
シロチドリは今年も危険なゴールデンウィークを乗り越えた雛を確認することが出来ました。
反面、車に踏まれたらしい巣もありました。
根本の海岸の入り口にはこの春、立派なトイレと共にしっかりした車止めが作られました。
これで今年はシロチドリも亀の産卵も安心だなあと思っていたら大間違いでGWの観光客の人達は車止めなんか当たり前のように取ってしまいました。
浜には10台以上の車が止まっていてある巣のそばにもキャンプをしている親子がいました。
根本海岸のような素晴らしい海岸が夏にオートキャンプ場になること自体がそもそも間違いなのかもしれないと感じます。
ハシボソミズナギドリとオオミズナギドリもやって来ました。
風の強い日に沖で不規則に滑空しているのは普通オオミズナギドリ。
この鳥は御蔵島が繁殖地で有名、カツオドリとも呼ばれる。
も少し小さくて真っ黒に見えて同じように滑空して飛ぶのがハシボソかハイイロミズナギドリ。
こちらはもっと北に向う途中なので皆、北東か東方向に飛んでいく。
時々弱ったのか何羽かまとまって海上で漂っていることがある。
飛んでいるときでも浮かんでいるときでもあまりカヤックを怖がらないので、身近に感じ、かわいくって仕方ない。
つぶらで黒い瞳が最高です。
アカウミガメもやってきました。
海上で出会うと今年も産卵が始まるのかあ!と嬉しくなりつつも忙しい日が始まるなあとも思う。
今年も頑張って少しでも多くの子亀に巣立って欲しいと思います。
イベントのお知らせです。
パタゴニア・スピーカーシリーズ
「イルカやクジラのストランディング〜彼らはなぜ漂着するのか? その答えを探し続けて〜」
世界中で打ち揚がるイルカやクジラたち。
ストランディングと総称され、誰もが不思議に思うそのような出来事は、一般に知られている以上に頻繁に起きています。
日本では国立科学博物館のチームがストランディングの調査に挑み続けています。
その動機は単純、「彼らは何故漂着してしまうのか?」という疑問への答えを見つけたいからなのです。
もし漂着したイルカなどを発見したら是非、私たちに連絡してください。
不明な点の多いストランディングの謎を解く為に必要なのは、海や海の動物を愛する皆さんと研究者との連携プレーなのです。
■ スピーカー
田島 木綿子氏 (東京大学獣医解剖博士課程4年、国立科学博物館)
科博の漂着海棲哺乳類調査に加わるようになり今年で5年目。
専攻分野の関係から、死体好きと誤解されがち。
そんなストレスも愛息子ハスキー犬『大希』がいれば大丈夫!
藤田 健一郎 (6DORSALS KAYAK SERVICES 代表)
南房総のシーカヤックガイド。
1998年より南房総でハンドウイルカの観察を行う。
フィールドにいる時間の長い人間として、ストランディングの調査にも関わる。
■ 場所、日時
パタゴニア東京・目白 2003年7月10日(木) 19:30〜
■お問い合わせ・ご予約
参加費無料、要予約(定員40名)
目白ストア 電話:03−5996−0905 までお願い致します。
皆さんの参加をお待ちしております。
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