もうすぐ2004年です…と思っていたら29日の夜に白浜町にマッコウクジラ漂着との情報がありました。
今年も最後までいろいろ起こるなあと思いつつ夜中に場所を確認しに行きました。
観光地になっている千葉県最南端の灯台、野島埼灯台の西脇にある小さな漁港にクジラは浮いていました。
次の日には白浜の町や漁協によって4kmほど西に位置する同市根本海岸に埋められることになりました。
その海岸は私がハンドウイルカの観察やアカウミガメの産卵を調べるために頻繁に通っているところでした。
身近な場所に引き上げられたことでクジラの大きさをとてもよく実感できました。
計測された数字は17.6mでした。
私にとってとても身近なこの海岸が彼のお墓になるんだなあと感じました。
これからはここを歩くたびに下に埋まっているこのクジラを思い出すのでしょう。
今年は海が時化がちだったものの本当に暖かく海岸歩きには最適でした。
冬の海岸は静かでのんびり出来ますしビーチコーミングにも最適です、ただ今年は貝殻の漂着が少ないようでした。
海岸の岩場ではイソギクの花の黄色やトベラの実が真っ赤できれいです。
冬の晴れた日には西に富士山が想像以上に大きく見えます、その左には伊豆半島から伊豆大島、三宅島までも見える日がありそれらが皆兄弟のように見えます。
こういう日には双眼鏡でずっと沖にクジラの潮吹きを探してみたりします。
今まで房総ではたったの一回しか見たことがありませんが、いつかこの海でカヤックに乗りながらクジラに遭遇する日が来るといいなと思います。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
過去の日記一覧へ
|