今年もアカウミガメが房総へ産卵の為にやって来ました!
白浜町では根本海岸で11日、15日に巣が見つかり、25日、26日には名倉海岸で海の家「うみなり」さんによって上陸が確認され報告を頂きました。
また館山市でも平砂浦海岸で18日、23日、24日(2ヵ所)の4回の上陸が確認できました。
今年からは産卵確認の為に巣を掘ることをやめました。
卵を割る心配もありますので掘り返すのは孵化後の調査時のみで十分と判断しました。
ですので上記の中で母亀が穴を掘った形跡のあった5件の上陸についても卵を確認していません。
今月は台風が多く、南房総も影響を随分受けました。
これを書いている30日にも遥か1000km南にある8号台風によって海上のうねりはかなり高くなっています。
大潮が重なった為、根本の巣(15日確認の巣)では既に夕刻の満潮時には波を被りました。
21日から22日にかけて南房総に波をもたらした6号台風でも同巣は波を被っています。
しかし浸水という状態ではありませんでしたので巣の移動は行いませんでした。
今年は昨年まで以上に巣の移動を控える方針です。
また海亀の漂着も多く見つかりました。
私が見つけたものは3頭でアカウミガメが2頭とアオウミガメが1頭でした。
内1頭のアカウミガメはNPOのエバーラスティングネーチャーによる剖検によって体内に卵を持っていることが確認されました、とても残念です。
エバーラスティングネーチャーでは漂着してしまった海亀を解剖し漂着した海亀の状態を記録していく事でその理由を見出そうとしています。
皆さんも海に行ったときなどに海亀の死骸を見つけたら是非報告してみてください。
エバーラスティングネーチャーURL
http://www.elna.or.jp
梅雨の花と言えばアジサイですが、海岸ではガクアジサイが満開です。
ガクアジサイは実は海浜植物の仲間です、図鑑でも海岸で見られる植物のページで出てきます。
海岸に沿った崖や砂浜の後背地に咲きます、南房総では大房岬が最も多く見られる場所ではないかと思います。
また6月末になって白浜町の砂浜ではハマゴウの紫色のきれいな花が咲き始め夏が近いことを感じさせてくれました。
過去の日記一覧へ
|