カヤック日記


2004年9月の出来事!


久々登場のスノ 大シケの日以外は逸れイルカのスノが漁師さんについて回る事が多くなりました。
この個体は大きく欠けた背びれによって一部の漁師さんに識別されるようになり、タロウと呼ばれるようになりました。(ほんとは雌ですが…)
漁師さんが網を張る間も周囲で楽しそうに泳ぎまわり、船が港に戻るまでついて行ったりします。
しかしスノも船を識別しているらしく、特に好きな船の側にいる事が多いようです。
1頭になり寂しいというか退屈なのでしょう、カヤックで観察に行くと随分長く傍にいてくれることもあります。
このような行動は群れで暮らしていた頃には見られませんでした。
あまり人間に慣れすぎるのも心配ですが、普通軋轢が生まれやすい漁師さんと仲良くしていることは良いことだと思います。
漁師さんや海女さんは苦笑いしながら「仕事になんないよ〜」とか言ってました。


坂田のグンカンドリ 22日には珍しい鳥に出遭いました。
グンカンドリという本来は熱帯海域の鳥で房総では普通見られない迷鳥です。
発見者はツアー参加者の森宏治さんです。僕が上陸後の片づけをしている時に面白い鳥を見つけて教えてくれたのでした。
私は見るなり仰天して撮影しましたが、残念ながらこのときは一眼レフを持っていなかったので普通のコンパクトデジカメでの撮影となってしまいました。
左がその時の写真をトリミングしたものです。
写真で見る限りツバメの親分??みたいですが、実際にはトビと同大かそれ以上の大きさの迫力のある美しい鳥でした。
今年は特に天気がおかしいので間違って飛んできてしまったんでしょうか?
この鳥にとっては災難だったのかもしれないですが良い経験をさせてもらいました。
森さん、グンカンドリさん、どうもありがとう!





ハマカンゾウが満開です まだまだ暑い日が続きますが海の上はちょうど心地よい季節になりました。
夏とは同じ場所と思えないほど静かになった海岸ではハマカンゾウが満開で上陸時には目を楽しませてくれます。
また海岸では徐々にタカラガイをはじめとした美しい貝殻が多く打ちあがる季節になりつつあります。
時々とても珍しい貝も見つかり、そんなことがあると漕ぐのを忘れて貝殻拾いに没頭してしまうこともあります。
この季節の一番の楽しみですね。








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