カヤック日記


2004年12月の出来事!


2004年は天候不順なうえに天災が多く、特に台風と地震の恐ろしさを感じました。
特に海に関わるものとしてスマトラ沖地震の津波の被害状況には驚かされました。いつものように海に出ていますし、家も標高が低いので地震の度に津波には警戒しているのですが、いざその時にどうするべきかを考えるのはなかなか難しいものでした。
今回、観光者により撮影された多くの画像が見られましたが、「その時」にどうするべきかを考える為の貴重な資料を与えてもらったと感じました。貴重な津波画像の公開を感謝すると共に被災者の方々のご冥福をお祈りいたします。

座礁した船 シケの多かった今年ですが館山ではこの12月、大シケの日に大型船が民家の目の前の海岸に座礁しました。
運良く空荷で燃料漏れなどの被害も無く済んだのは不幸中の幸いでした。館山湾では以前にも碇泊していた大型船が座礁した事があります。
この湾はシケの日に多くの船を受け入れて船を守る役目をしますが湾の形が西に開けているため西風の場合にはあまり風を遮る事が出来ず錨を降ろしているにも関わらず風の力により船が移動してしまうのです。
そんな日はもちろんカヤック日和ではありませんので海岸からシケの海を眺めに行ったりしてみます。
シケて漕げない日は残念ですが波をじっくりと観察したりするには良い日ですし、そんな日の海はなかなか見ていて飽きません。
多くのシーカヤッカーは多分そんなことも楽しんでいる事と思います、そして自然と波を見る目も養っていくのではないでしょうか。

浮島の洞窟


その館山湾では月の終わり頃にイルカの群れが来ているという情報がありました。種は不明でしたし、数は100頭ほどという情報でした。数日探しましたが見つける事が出来ずに終わりました。
館山湾にはいくつかの定置網がありますがその中には今までに様々な鯨類が迷い込んだりしていますし、イルカ類の死骸漂着も時々ありますので僕らの知らないうちに多くの鯨類が訪れているようです。

冬は勝山沖に浮かぶ浮島の洞窟見物のチャンスです。
この洞窟は南に面しているため北風の多い冬には島の風下になり接近しやすくなるからです。また洞窟の上の崖にはウミウやアオサギが大抵何羽も見られ、その雄大な景観を背景に舞う姿はなかなかです。
しかしアオサギは時々糞を上空から落としますので十分ご注意下さい!
私自身、一度ひっかけられていますので…。

富士山とカヤッカー











今年も多くの方々にお世話になりました、来年もまた新たな挑戦をしつつ今まで行ってきた活動にも更に力を入れていきツアーの充実に反映出来るよう努力して行きたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いいたします。
また来年も皆さんにお会いできるのを楽しみにさせていただきます。
2005年もどうぞ宜しくお願いいたします。



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