お陰様で今年も無事新年を迎える事が出来ました。
しかし6日から7日にかけては新年早々の爆弾低気圧発生で海は大シケとなり館山湾では二隻の船が座礁してしまいました。
大シケの日にはカモメが風を避けていくつかのポイントに集まるので観察しに出かけたのですが、船形の漁港からカモメの群れを見たところその先には大きな船が2隻、浅瀬に見えました。
写真はそのときの様子です。驚いてすぐに写真を撮ろうとしましたが風でカメラが安定しないほどで、西から10m以上の強さで吹き続けていました。
館山湾は湾が深いためシケの日には多数の船が停泊しますが、真西の風に関しては波風を遮ってくれる陸地が無いため時々座礁が見られます。
私が知っているだけで過去に2回起きています。2004年12月など。
鯨類やウミガメの座礁(ストランディング)では「何が出来て何が出来ないか」が少し分かってきたような気がしますが、人の乗っている船が目の前で座礁していても自分に出来る事があるのか?無いのか?まったく想像できませんでした。
船首では乗員の方々が見えていて、もしも船が横倒しになってしまったら命の危険があるのは確かだろうと思いましたが、とにかく見守る事しか出来ませんでした。
今回は運良く船体に損傷が少なかったらしく油類流出などの汚染が無かった事が不幸中の幸いでしたが、もし出来るとしたら海岸漂着油の回収などが唯一出来る事かもしれません。
座礁当日には海上保安庁さえもヘリコプターを飛ばして上空から状態を確認するくらいしか出来なかったようです。船はその後数日して沖へ引き戻されました。
海の動物のストランディングについては今年はどうでしょうか?
昨年は2月に一宮で起きたカズハゴンドウの多数同時生存漂着(マスストランディング)で大騒ぎとなりました。
以前に茨城県波崎などで起きた同種のマスストランディングもやはり2月に多く起きています。
今年はもう起きませんように!っと願っています。
現場で悲惨なイルカ達の姿を見るのは悲しいですし、何よりかなり疲れますので…。
写真は富浦町沖に浮かぶ猪ノ瀬という名の岩です猪年にちなんで載せてみました。
猪に見えないことも無いような…。
とにかく今年も房総の海を楽しんで頂けるよう頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
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