カヤック日記


2007年3月の出来事!



ウミウ





















この冬は海鳥の飛来数が少ないな…とか思っている間に春が来て渡り鳥たちはまたまた北へ帰りはじめました。
残っているウやカモメ達もなんだかソワソワしているように見えます。

今年はひどい暖冬ですので半袖でもいいかな?と言う日がありましたが、そんな日はカモメにとっては暑くてたまらないらしく翼をバタバタとやったり顔を水に突っ込んだりとちょっとおかしくなっちゃったんだろうか?と思うような激しい水浴びをしていました。
早々に北へ飛び立つ群れも多いようで海岸の鳥密度はとても低くなってきていますがもう少しすると代わりにミズナギドリ類の飛来が始まってまたすぐに海は鳥達で賑やかになるでしょう。
春は渡りの途中に日本に立ち寄る普段見られない鳥が見られるチャンスも多くありますので鳥好きには楽しみな季節でもあります。

ゴロタの浜 春は風の強い日が多いですが強風が吹き荒れた後の海岸はビーチコーミングに最適です。
新鮮なピカピカの貝殻や時々しか打ちあがらないビンダマが見つかったりとラッキーな拾い物が見つかります。 シーカヤッカーであれば歩いていく事が出来ない穴場の海岸をハシゴ出来ますし拾ったものはカヤックに積み放題です! 冬から春はあまり距離を稼がずにビーチハシゴも楽しいです。

そんな静かな海岸に上陸してみるとこの季節には時々スイセンが見られます。 庭に植わっている植物として馴染みのあるスイセンは元々は海岸の植物とされています。 写真のように海岸の軟弱な崖などにやや強引な感じで力強く根を張りきれいな花を咲かせています。 どうりで庭にあるスイセンも強いわけですね。

スイセン







しかし、ここのところ南房総の海岸では海に非常に近い所に家が建ったり造成が行なわれたりと水際の環境変化がとても速いペースで進んでいます。 これらは個人によるものが多いようですが砂浜のすぐ背後の土地には貴重なものも含めて多くの海浜植物が見られますので造成が行なわれたとしても出来るだけ景観と環境変化が最小限に留まる事を期待しています。
また海水面上昇や海岸の浸食、異常な高波といった問題が多くなってきているこの時代にこのような場所に家が建ち始めている事に少し心配な気持ちにもなりますね。


テトラポッドで一休みのミユビシギ


















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