この4月は冬が戻ってきたかのような寒さが続きカヤック日和も少なくガッカリ…という日が多かったですがゴールデンウィークに入り、一気に春らしさが戻ってきました。
パドリングしていても日差しは暖かく、風は爽やかで頑張って漕いでも少し汗ばむ程度でとても快適です。
春先は天気が変わりやすく1日安定して漕げる日が少ないですが晩春から梅雨にかけては安定してきます。
他にもこの季節の海の良いところはまだ水温が低めなのでプランクトンの増殖が遅いため比較的透明度が高く、それでいて暖かな気温の中でパドリングを楽しめること。
それに夏のような海岸を埋め尽くす海水浴の人々や海上交通の混雑も無く安心して楽しくシーカヤッキングを楽しめる季節と言えるでしょう。
シーズン到来!といった感じですね。
春になり海岸には様々な海浜植物の花が咲き始めました。
海浜植物の花は鮮やかな色のものが多く、様々な色の花が白砂と海浜植物の緑を引き立てます。
今見られるものの写真をいくつか載せてみました。
この紫色の花はハマエンドウです。
砂浜海岸で見られますが踏締めに弱いようで人が足を踏み入れる場所には少ないようです。
下の写真、白い花をたくさん咲かせているのは海岸常緑低木のトベラです。
砂地でどんな栄養を使ってこんなに大きくなるのだろう?と思うくらい大きなものもあります。
生命力が強く、例えば風で倒されてもなお花を咲かせているトベラの木もあります。
花の香りも強く海上で漕いでいても、その良い香りが届く事があります。
次の薄紫の花はハマダイコン、そうダイコンです。
根は小さく辛くハマワサビと言ったりもしますが花が咲く前がお試し時。
丈夫なので砂地であれば色々なところで群落を作っているので多くの海岸で見られます。
他にも希少となったスナビキソウやハマヒルガオ、ハマニガナ、ミヤコグサの花が見頃です。
人工的に手の加えられた海岸では数少なくなったこれらの花を是非見に来てみてください。
その際には今月から開始した公共交通機関利用割引きを是非御利用下さい。
春から秋にかけて南房総へ下る道は混みますので特にお勧めです。
公共交通機関利用割引詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.6dorsals.com/kayak.htm
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取材には藤田も同行させて頂き、紙面でも紹介して頂いております。
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