あけましておめでとうございます。
年越しは大シケの日が続き海に出る陽気ではありませんでしたが、シケの海を眺めたりしながら陸で過ごすのも良いものですね。
今月はRaindogの野川さんとSALTYSの山本さんに誘っていただいて一泊キャンプで外房を漕いできました。
Kayak誌vol.16、2007年春号で白浜から和田まで漕いで終了した取材の続きとなるよう今回の出発は和田から北を目指しました。
外房といっても和田辺りから北は「本当の」外房といった感じになりますね。
白浜辺りまでは黒潮の影響は受け易いですが海岸線が南に面しているので北からのウネリは入らないですし、南には伊豆諸島だってありますから風により発生したウネリが本当に直接当たってくる確立は低くなります。
ところが千倉から先は完全に外海にさらされている訳で、西からのウネリ以外は真面目に受け付けていて、まさかこんな遠くの低気圧から??と思うくらい遠くで発生したウネリも海岸に打ち付けています。
ですからコンスタントにいつもある程度のウネリの中を漕ぐ事になります。読み易いと言えば読み易いのかもしれませんが…。
どの季節にもある程度のウネリが届く海岸線は岬の侵食が早く、新鮮な崖面が多く見られ、そこで削られた砂は隣り合わせた砂浜に蓄積し豊かな砂浜を形成しています。
今は断崖となって海に落ち込んでいる海岸線も削られる前にはもっと沖まで岬が伸びていた為、その名残として海食崖の沖には数百メートルに亘って暗礁が形成されている場合が多く見られます。
暗礁はカヤッカーにはブーマーと呼ばれて嫌われますが水中に暮らす生物にとっては貴重な生息環境になっているようです。
今回のツーリングでは野川さん、山本さん共に釣りを楽しんでいました。
まるで水中の様子を釣竿を通して調査しているといった感じで、なるほど釣りは海中の様子やそれぞれの魚の生態を知らなければ出来ないかなり科学的な遊びなんだなぁ…と感心しました。
カヤック+釣りもなかなか楽しそうですね。
写真は山本さんらが輸入販売しているポイント65のカヤックたちです。
今回はXPのケブラー
でキャンプの荷物を積んで漕がせてもらいましたが空荷のポリ艇を漕いでいる程度の感覚でした。
釣りをしたり写真を撮ったりするにはやや手強い舟ですが、走り出してみると操縦性とスピードの素晴らしさが分かります。
漕いでいてとても気持ちの良い楽しいカヤックです。
詳細はこちらをご覧下さい。
Point65http://www.point65.com/
Scoop-outhttp://www.scoop-out.com/
シックスドーサルズもディーラーとなっておりますので御購入について等遠慮なく御相談下さい。
2007年もお陰さまで無事ツアーを行う事が出来ました。
快晴の日もあれば雨の日もありましたが、それぞれ楽しんでいただけたかな?と思います。
2008年も充実したツアーをしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。
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