ウミウが北に向かい始めました。
きれいなV字の編隊を組んで上空を飛んで行きます。
空から見下ろす館山の町はどんなでしょうか?
ちなみに沖から撮った館山の町は良く見ると蜃気楼で浮かんでいます。
少なく感じていたカモメ類も強風の日に港に行くと、やはりゴソッと群れています。
その中にはいつもなかなか見られないミツユビカモメが普通に見られました。
というかいつもの普通種が少なめだった割りにいつもは少なく感じるミツユビカモメが埋もれずに目立ったのかも?しれません。
特に先月も見られた多数のウミスズメの採餌に付きまとうカモメ類の中にもミツユビカモメがよく見られました。
この春は特に風が強い日が多かったので、いつもよりも沿岸で過ごしていたのでしょうか?
そういえば鴨川では多数のユリカモメが突風で叩きつけられて死んでしまったというニュースがありました。
房日新聞
強風の日にも舞うように群れで飛んでいるミツユビカモメに対して一見そっくりなユリカモメは10m/s以上の風が吹いている時には飛ばずに河口や港で休んでいる事が多いようです。
しかし風が強いことが普通と言っても良い海に住む海鳥でさえ墜落する風ってどんなものだったのでしょう。恐ろしいですね…。
鳥話が多いですが、この28日には「いつもの」海食崖でハヤブサの営巣活動と思われる行動が確認できました。
昨年に続いて今年も同じ巣で繁殖するのかもしれません、楽しみです。
シーカヤッカーは海辺に棲む鳥の姿を観察する機会が自然と多くなるので最初は興味が無くても、そのうち気になってきます。
結果気付けばあまり意識せずに気負うことなくバードウォッチングを楽しんでいたりします。
また逆に本格的なバードウォッチャーには是非カヤックを始めて欲しいと思います。
定期航路の船に乗り込んで望遠レンズで観察と撮影をする場合とは違った低く、対象に近い視線はきっと新鮮に感じられる事と思います。
また操船次第では鳥にあまり影響を与えず、何より自分のペースでじっくり観察が出来ます。
写真が好きな人の場合はカメラの防水対策が重要になりますが、多分何より海上で落ち着いて観察に専念できるようにカヤックに慣れる事が一番大切だと思います。
海上という貴重なフィールドを自由に漕ぎまわって貴重なシーンを見つけてほしいものです。
カヤッキングをして見かける海鳥についてはこちらをご覧下さい。
海鳥のページ
ほんとに風の強い日ばかりのこの春ですが、もちろんベタ凪もありました。
空模様は全体的には日差しが少ない印象がありましたが黄砂のせいでしょうか?
春一番が観測され、半袖になりたいような数日もあったかと思うと南房総でも雪が舞ったりしました。
早くポカポカ天気の中をのんびり漕ぎたいですね。
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