あけましておめでとうございます!
2010年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて、この冬もカモメたちがやって来ました。
12月は大シケも多かったですが晴空も多く、カモメを見るには良い月となりました。
シケの方がカモメたちは岸寄りへ避難してきますので陸でじっくり観察するには良いのです。
またウミネコ以外のカモメ類は夏の間は北の海で暮らし、冬になると南下して来る、いわゆる渡り鳥ですのでカモメの群れは関東では冬の風物詩でもあります。
カモメの何が良いのか?と言われてみると、確かに「なんだろ?」と自分でも考え込んでしまいますが、多分あの白さと冬の海での絶対的な存在感でしょうか。
だからなんだか難しい理由は無いのです。
やっぱり冬の真っ青な空に舞う白い翼にはつい見とれてしまいます。
カモメを見る時にはスカイスポーツも楽しいんだろうな〜と思うのですが、高所恐怖症の私にはもう絶対無理なのです…。
それでも大風にやや煽られるように、はばたく事も無くフェリーグライドしてゆく姿を見れば、同じような事を水の上でやっている我々カヤッカーは彼らが感じている空気の流れを理解し易いはずです。
カヤックをやらない人であれば凧揚げがお勧めです。
大人になるとあまりやらなくなる遊びですが、スポーツカイトは自分が飛ばなくても気流で遊べる最も手軽で楽しい方法ですね。
河口に数百羽も群れて、冬だというのに暑そうにバシャバシャと水浴びをしているユリカモメにとっては冬の南房総はとても暖かな避寒地なのでしょう。
私達人間にとっても、ここは本当に身近で暖かな避寒地です。
東京生まれの私にとって南房総の冬の短さは未だに同じ関東とは思えないほどです。
年を越す頃には早くも菜の花畑で花が見られるようになりますし、日中にダウンが必要な日はそれほどありません。
海の方も房総の水温は最低でも14℃ほどですから、まだ水温の下がりきっていない今時期には気温が氷点下になった朝などに「けあらし」とよばれる海から湯気が上がる現象が見られたりもします。
カヤックに乗るにも晴れた日の暖かな時間を選べば快適そのものです。
冬の海は寒そうですが、冬用の衣類を徐々に揃えていけば、むしろ冬の海は澄んだ空気とキレイな水を独り占めできますからお勧めです。
もうひとつ冬の房総でお勧めは、夏にはあまり見られないくっきりとした富士山と、そのそばに落ちるこれまた鮮やかな夕日でしょうか。
冬の海を良く見ると大抵は水平線に蜃気楼が見られます。
水平線に雲が無ければ太陽も蜃気楼でフンニャリと歪んで消えてゆきます。
線香花火が水の上に落ちる様子を超スローで見ているようで、ジュッという音がしそうです。
季節外れの大きな大きな線香花火です。
年が明けると南房総は花摘み、イチゴ狩りなどの楽しみもありますし、温泉も良いですね。
暖かな時間にカヤックを楽しんで、帰り道にはそんな楽しみも欲張ってみてみるとますます楽しいかもしれませんね。
是非冬の房総に遊びに来てみてください!
館山の観光については→館山市観光協会
http://www.tateyamacity.com
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