カヤック日記


2010年12月の出来事!


ボタンボウフウ種子 あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました、また今年もどうぞよろしくお願い致します。
12月後半は特に時化続き、ウサギ年を前に既にウサギが跳ねまくっておりました。 そしてこの元旦も・・・。
そんな事もあり、ネタ不足であったため本日元旦に初詣がてら海辺を撮ってきましたので日記月の写真、ネタではありませんが御紹介させて頂きます。

ここのところの強風で空気がきれいだったのでしょう、海の向こうには毎日のように富士山が見えていました。 今日はお気に入りのポイントから撮影したいと思い出かけてみましたが、ふと見た富士は雲で裾しか見えなくなっていました。
その後、海岸沿いの神社で初詣を済ませて海岸へ。最近あまり来ていなかった場所ですが、ここは滅多にないくらいとても良いところで海に出るとしばらくは自然景観だけしか目に入らない関東としてはとても貴重な場所が残っています。 冬の海辺の草木を撮影して歩きましたが、紅葉している葉や冬ならではの姿になった海浜植物が見られ楽しめました。

ハマボッス黄色の葉 特にハマボッスの艶のある葉(写真左)が濃い赤や黄色に染まってギュッと丸まった姿は私にとって冬の海浜植物の代表的なイメージです。
ボタンボウフウの葉(写真左下)も時々鮮やかな黄色に染まったものが見つかります。 ちょうど小さなイチョウのようです。

ボタンボウフウの種子(写真一番上)はカラカラになりながらも花の時の形を維持して種子が少しでも向こう側に飛ばされるように頑張っているように見えます。 秋に咲き誇っていたイソギク(写真右)も風に耐えた格好のまま立ち枯れし写真のように海風を受け続けた葉がなびいています。

冬の海風に耐えるイソギク







他にはスイセンが点々と自生しています。 肥料など与えてもらっていませんので、しょぼしょぼしていたりしますが自分の力で生きている感じが逞しいです。
あるところには結構ありますが、そういう場所が案外見つかりません。 人があまり入ってゆかない自然的な海岸を探してみてくださいね。

冬の海岸の植物はみな死んでしまったかのようです。 しかし実はどれも元気に静かに春を待っているだけで、例えば地下茎とよばれる砂の下に茎を伸ばす種では単に冬眠しているような状態です。 春になれば、こんなカラカラの茎から新芽が!と驚くような姿があちらこちらに見る事が出来ます。

ボタンボウフウの葉












そんな風に散策を終えて帰ろうかと思い、やっぱり富士山はダメか〜と見渡したところ、沖に大きな飛沫発見!
イルカ!と思い、少し待つともう一度ジャンプ! その後はジャンプはしませんでしたが岸から300mほどをしばらく泳いでから去っていきました。 今年は年初めからラッキーでした。


イルカ! 皆さんも海に行ったら必ず沖を眺めてください、日本中どこの海でもイルカやクジラがいる可能性はありますから、あとは彼らとのタイミングと海を見ていたかどうかだけなのですから。

南房総の冬は本当にあっという間に過ぎていきますので、今のうち冬の海をじっくり楽しんでおきたいと思います。 皆さんも是非冬の房総散策に訪れてみてくださいね。









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