写真:コチドリの親鳥がシロチドリの親鳥を激しく攻撃中. コチドリは気が荒くテリトリーに入った生き物に激しく攻撃を仕掛けます.
1日
6月になりましたので今年もウミガメ産卵調査開始しました.
ウミガメが来るまではチドリ繁殖調査や海浜植生の調査でもあります.
この日はコチドリとシロチドリのツガイと思われる2組を確認しました.
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2日
海岸でハンミョウを見たりしながらウミガメ調査でした.
そういえば先月は内陸某所でナミハンミョウを沢山見たんですが,産卵らしき場面が写っていました.
自分の中でハンミョウがジワジワ来ています...
根本で仲良くしてくれる漁師さんと話したら,海の上でここのところ亀が少ないとのこと.
「3-4月に大きなアカウミガメがいたのにな〜」というような話でした.
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3日
この日のウミガメ産卵調査は毎日ルートの白浜に加え外房方面も調べてきました.
3件のウミガメの死骸発見.
昨年発見のハマナタマメチェックで新株も発見.
カメはELNAに報告し調査埋設済み.
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6日
本日のウミガメ調査は荒天につき、お休みとしました!
昔は単なる修行のようにそんな日でも歩いてましたが…。
正直、自分の変化にホッとしていたりもします.
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写真:6-8月の3か月間毎日通うルートの入り口,根本海岸.
ここからの写真は定点撮影の位置でもあります.
6日
根本海岸の沖でボートが火災という海上保安庁のメール情報があり,午前中に近くの海岸線を歩いていたので気にしていたのですが見当たらず,後で報道を見て沈没していたと分かりました.
歩いている時も重油の燃えるような臭いが風下に届いていて,しかし海上保安庁の船とヘリだけが見えていて不思議でした.
報道には「全焼し午前8時5分ごろ沈没」とあって,自分が根本海岸に着いたのがちょうどその頃で,保安庁の船が浮いているのに燃えている船が見えず,既に消火して保安庁の船の影なのかな?と思っていました.
野島崎からの距離で7.5qとありましたが,根本からだと結構近くでした.
そしてトラブルの起きた位置は先日の漂流〜漂着した貨物船とほとんど同じような場所でした.
例えば洲崎を回って東京湾に入る位置と間違えて布良や野島崎で座礁するなど,この辺りは昔から難所ではあったそうですが,げんだいでそういう間違いは起こりにくいですが,機関故障などの原因で同じような場所で事故が多いというのは不思議ですね.
布良,根本沖は潮の流れが非常に速い日が多いですからカヤックやSUP等は状況把握ができて,よほど経験がないと危険な状況が多いので,そういう小さなものも要注意な海域です.
またそういう潮の流れを見慣れていないと一見岸沿いは穏やかに見える日にも流れは関係なくありますから,そこが落とし穴とも言えると思います.
それにしても海の上の乗り物でのトラブルが増えてるのを実感します.
同じく人が整備して操縦している空を飛ぶ乗り物で同じ傾向があるのだとしたら怖いなあと感じます.
いつ落ちてくるか分からないのですから...
千葉日報Twitter【ボート全焼し沈没】「5日午前6時15分ごろ、野島埼灯台から南西に約7・5キロの沖合で、航行中の遊漁船から「プレジャーボートが燃えている」と118番通報。横須賀海上保安部の巡視艇が消火活動を試みたが、全焼し午前8時5分ごろ沈没しました。」
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写真:今年も美しいキョウジョシギが見られましたが,少なめでした.何かの会合中?
7日
今朝撮ったハマダンゴムシの摂餌シーンをYouTubeにアップしました!
単体で見たら凄くかわいいハマダンゴムシですが,群れて海藻を食べている姿はなかなかの迫力です.
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7日
ウミガメ初上陸を確認しました!
産まずにUターンですが,まずは下見でしょうか?
とりあえず安心しました.
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8日
グンバイヒルガオの発芽を発見.
しかし今回のものは大潮の満潮時には波を確実に被る位置なので,大きくはなれないでしょう.
種子が海流に流されてきて分布を広げる植物はほとんどの場合,多くはそういう場所で発芽してしまうはずです.
ですから通常の潮位の変化よりも高い位置の,特に高い波の時にだけ水を被るような場所に種子を置いて行ってくれる台風等の高波,高潮は彼らにとってはとてもありがたい存在なのでしょう.
発芽して弦を伸ばすグンバイヒルガオは少しでも早く高い位置へと砂丘に広げて登っていくという努力が感じられます.
そういう時に他の既に根付いている植生によって流出を免れるような形で護られたり,種子が定着する手助けをすることもあるでしょうから,海岸に様々な地下茎の安定した植生が十分に定着しているということも大切です.
それによってグンバイヒルガオの地下茎が将来十分に強くなったら,最初に護ってくれた植物種が護られるようになったりとお互いさま的な面もあるように見えます.
しかし密度が高まり競争になったら,そこに適したものが優位になるというバランスもあったり.
という植物の生涯は興味深いです.
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写真:館山市太平洋岸のグンバイヒルガオは葉がとても大きいです!
8日
7日に海岸で見た非常に鮮やかなハエ,カの仲間が綺麗だったので写真を紹介しておきました.
全然調べがつかなかったのですが,これがもし血を吸う虫だったら綺麗だなんて全く思えないのだろうなと考えたりしました.
そういう点で人の感じる美しいという感覚は複雑で面白いですね.
コメント欄でミスジガガンボと教えていただきました.
そして血は吸いませんとのことでした.ありがとうございました!
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9日
岩場でイソハエトリを観察していたところクモバチが現れたので,イソハエトリを捕まえるのかな?と見ていたら,目の前の岩の陰で何やら騒々しくなり一瞬でクモを捕まえて出てきました.
捕まえたのはイソハエトリではなくて,海辺で何度か見ていた多分イソタナグモの仲間のようでした.
その捕獲の素早さと闘いの激しさに釘付けでした.
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9日
パタゴニアの製品に最近使われているブレオ社製の素材は廃棄漁網を再利用したものなのですが、日本でも漁網を集めてくれたらいいなあ…と思っています。
港の裏手に山になって積まれたままの漁網は処分されずに草に覆われ、海上投棄された網は頻繁に打ちあがって、砂に埋もれてを繰り返しています…。
自分も漁網再生製品を使っていますが、そういう素材が遠くから来たものではなく近所からのものだったら他所の国の話では無く、もっと自分の事として日本の人も感じられるかなと思うのです。
まずはその取っ掛かりを始めていることは、とても良い事と思います。
いつか日本でも,世界中でと期待します!
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写真:こういった漁網は頻繁に漂着します.
海の上を長期間漂いながら様々な生き物を殺しています.
以前はウミガメが入ったまま漂着したものもありました.
10日
昨日クモバチにやられたクモですが,ちょうどハチがクモを落として見つけられずにいたタイミングで思い付きでハチから奪って持って帰っていました.
種類を正確に知りたいというのもあったので.
ジップロックに入れたクモは時々痙攣するようには動いていたのですが,もうダメだろうなという感じでした.
しかし夜になって机に置いてあったのを見たらすっかり回復していて,ジップロックの中で動いていました.
以前,家でアシダカグモがクモバチにやられた時に回復しなかった事が記憶にあるので意外でした.
それで海に帰してやることにして今日,同じ場所に放したところ,ちゃんと自分の元の家に戻っていきました.
時間をおいて自分の家だと確認できるのは何によるのか興味深かったです.
あと麻酔で記憶に問題はないんだなあという事も分かりました.
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11日
南房総で今年初めての,産卵していると考えられるウミガメ上陸痕を確認しました.
6/7には今季初上陸を確認しましたが,産卵痕跡の無いUターンでした.
今年は天候不順などでウミガメの行動に影響が出ないか心配しましたが,今のところは6月から順調なスタートです.
「産卵していると考えられる」と書いたのは,卵を掘り出しての確認は行っていないからです.
母ガメが丁寧に埋めた卵を人が雑に掘り返すことで,卵の生育環境を乱す可能性があると考え現在は行っていません.
過去には卵の有無を確認していましたので経験から産卵痕跡の状態から卵の有無を確認します.
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写真:6/11のウミガメ上陸痕跡
13日
館山市は観光地ですが,海岸松林の一部と田圃での農薬散布にラジコンヘリコプターを使っています.
散布期間中の林内や田圃の中の農道はもちろんですが,田圃や松林を接した道路を通過する際にも窓を開けていると浴びる可能性があります.
以前,ヘリ散布を行う田圃がある地域に住んだことがありますが,一番近い田圃でも300mほど離れていたにもかかわらず車に見慣れない無色の染みが付いたことがありました.
回覧板で回ってくる事前告知にも染みがつく場合があるので車にカバーをと書いてあり,個人の敷地まで農薬が飛ぶことが前提になっていて大変驚きました.
空中から撒きますので,特に風がある日には想像以上に飛散するようです.
地域住民などには回覧板などで告知しますが,通行する観光客や他の地域の人は知ることもなく農薬を浴びている可能性があるということになります.
近所の田圃での空中散布をやめてほしい場合は市の農水産課などに相談してみてもよいでしょう.
また観光で南房総に訪れる人の立場で他所にお住まいの方が市や県に相談してみるというのも良いかもしれません.
また田圃や松林に接している立地の宿泊施設にお泊りの場合には近隣での農薬散布状況を宿が把握しているか確認してみてもよいと思います.
特にここのところキャンプ場が増えましたので,外で一日過ごす場合に近くで知らない間に散布があるかもしれませんのでキャンプ場にも訊いてみると良いと思います.
いずれにしてもこの時期の南房総の観光は残念ながら,お勧めできないという状況です.
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15日
雨の日でもカメは来るし,雨ならではのものもあるしで雨の日も当然ウミガメの産卵調査は行います.
去年採取して,クモ研究者の馬場さんと千葉県初記録として報告したイナズマクサグモの生息地で沢山の巣が見つかりました.
雨だと網が水滴を纏って見つけやすいのです.
最初に見つけた時も巣がきれいだからって写真を撮っていたのをSNSで馬場さんが,それと気づいて教えてくださったのがきっかけでした.
しかしイナズマクサグモかクサグモかを巣だけでは,少なくとも僕では判断できないので,どっちもいるのかもです.
雨が降っていると家主は巣の奥に入っている場合が多いですし.
あと見たことない白っぽいクモも見ましたが,頑張って調べても種類が判らずギブアップでした...
コメントで馬場さん@Baboon_saiにコガネグモの幼体と教えていただきました.
ありがとうございました!
越冬したグンバイヒルガオの葉は上手に雨水を受け止めていました.
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写真:越冬に成功した堤防のハマナタマメに今年も花が咲きました!
20日
今日は毎日通っている白浜エリア以外に千倉から和田までの調査も行いました.
このエリアは月2回で3か月ですので6回しか調べないエリアですので1回1回が重要です..
そして千倉でウミガメ産卵痕跡を発見.
千倉では久しぶりですね.
越冬したハマナタマメが3か所あり,内ひとつで開花が確認できました.
更にウミガメ死骸×2発見など.
千倉が約2q,白子から和田までが6.7qの合計9q弱ですが,本当にいろいろな事が見つかります.
単に自転車を走らせるだけならあっという間のこの距離ですが,半日たっぷり使います.
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21日
4月のカヤック日記をポッドキャストでアップいたしました.
相変わらず声の出し方が慣れないですが,意識すると変になるし,普通に話すと聴きにくいし...
以前ラジオでお話しさせて頂いた時にラジオで聴いた自分の声が聴き取りやすかったのはプロの方のお仕事で加工してくださったからだったんだなあと改めて思いました.
音のプロかっこいいです!ありがとうございました!
そして今,録音した自分の声を繰り返し聴くようになって,「なんだか聴き取りにくい声だなあ〜」と反省,ツアーとか授業とか講演させて頂いたときとか大丈夫だったんだろうか???と今更汗かいてます.
そんななので編集の方も少しいろいろ試してますが,まだ分からないことばかり.
でも前より少しできることが増えたので,ほんの少し,本当にほんの少しだけ聴きやすくはなったかもしれません.
いずれにしてもド素人録音+普通のしゃべりですので,どうぞご了承ください.
読むよりは楽かなという感じでお願いします.
Twitterの写真は今朝海岸から見えたアオウミガメを載せました.
録音中も沖に繰り返し呼吸に顔を出していて癒されました.
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23日
本物のタイムカプセルが落ちていました!
なんと未開封の70-80年代ものらしきスーパーカー消しゴムが入ったままのガチャガチャのカプセルが漂着していたのでした.
私は70年生まれの自動車大好きな,もろガチャガチャスーパーカー消しゴム世代の子供でした.
このカプセルは,なぜ開けずに捨てたのでしょう?大事に持って帰る途中に落としたりしたのでしょうか?
僕はすぐに開けていたので不思議...
とても懐かしいです.
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23日
海岸で録音してすぐの新鮮な波音をポッドキャストでアップしました.
写真の波も録音時のものです.
よかったら聴いてみてください.
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写真:アカウミガメの漂着死骸.
発見は毎回ELNAに報告して解剖調査されます.
26日
ポッドキャスト南房総海音日記に「認定NPO法人 エバーラスティング・ネイチャー田中真一さんインタビュー(ウミガメの混獲などのお話し)」をアップしました.
混獲のお話など,興味深い内容となっております.
混獲とは定置網などの漁業網に漁獲する必要のない生き物が入ってしまう事ですが,これにより多くの貴重な生物が多数死んでいくという現状があります.
ウミガメもその中のひとつです.
是非とも聴いていただきたい内容です.
この時はウミガメ産卵調査で海岸を歩いていたところ,たまたま海岸で混獲ウミガメの解剖調査中だった田中さんとお会いし,世間話のようにウミガメの事を話した,そのままの立ち話インタビューです.
かなり砕けた感じで話していますが,いろいろな問題点など内心では重い感じ…ですね.
田中さん貴重なお話し本当にありがとうございました!
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27日
平砂浦の松林農薬散布日でしたが風の強い日が続いていたこともあり出かける前に千葉県南部林業事務所に問い合わせたところ,今日27日の分が終了とのこと.
(エリアを半分に分けて実施しているのですが,この告知が貼ってあるエリアは28日に実施,東半分が27日とそれぞれの場所毎に貼ってあるので,この貼り紙だけでは27日もやっているとは分からない)
明日は予定通りだけれど,もし風が強ければ来週月曜か火曜に延期とのことでした.
延期の場合に張り紙を訂正するか気になりますし,そもそも延期の場合の予定が決まっているのなら利用者の予定を考えて告知に明記しておくべきです.
それにしても「どこどこに明日,毒物を撒き散らすぞ」って内容は犯行予告なみだなあと思いました.(今日ちょうど南房総市でそんなのがあったらしいです)
県や国がやると正義になる...公共の場所に毒をまくには違いないんですが.
「観光で来る人には注意喚起ができないけど,その辺りはどうするんですか?」という疑問もぶつけておきました.
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写真:28日に発見したシロチドリの巣で卵を抱く親鳥(見えますか?).
こんな砂浜の真ん中にウズラほどの卵が3つ産んであります.
28日
今日は根本の海岸でシロチドリの巣を新たに発見しました.
鳴き声が聞こえたり親鳥の姿が見えたわけではないのに,なんだか気になって自転車を置いて浜の奥に歩いて行ってみたら親鳥が真正面ですくっと立ち上がって,こちらをチラチラ見ながら離れていって、15mくらい先でこちらを見ているという確実に巣(卵)があるパターンで,やっぱり卵がありました.
だいぶん勘が良くなったみたいで嬉しかったです.
今年は根本海岸でキャンプ場が再開されるとのことで,昨日から重機が入っているところなので,巣がある件を土建屋さんに伝えてお願いしておきました.
僕がウミガメの調査を始めた2001年からのお付き合いの地元根本の優しい土建屋のM組さん.
初めての時はウミガメの足跡が海岸整備をしている真っ只中を通過していたので,作業してる中を足跡記録をさせてもらったのでした.
最近ではウミガメの巣に加えてチドリの巣を避けてもらうのも頼んでいるので困ってそうだけれど...でも,大事なのでよろしくお願いします!
特にシロチドリは減ってきているので重要です.
シロチドリレッドデータ
まだ巣の位置は作業しないとの事でしたので,もう少し様子を観察してから役所にも伝えておく予定です.
その後,別の海岸でミサゴが上空を通過.
その後にもまた数キロ先でミサゴを見ましたが,この時期には滅多にいないので多分同じ個体だと思いましたが,個体識別に使っている翼の模様の写真がうまく撮れなかったのが残念.
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写真:「こういう場所でこのエサが捕れたよ」とコドモ(左)に見せて教えながら食べるような様子を見せていたシロチドリの親鳥.
食べていたのはハマダンゴムシに見えます.
このあと幼鳥は親鳥がエサを捕った場所を探し始めました.
29日
フィールドで毎日背負っているバッグを洗うついでに装備を並べてみました.
これにお茶入りステンレスボトルが1か2本入ります.
最近ポッドキャストで使う音をいつでも録音できるようにとレコーダーが加わったので更に重くなりました.
結構いろいろ入っていて,それぞれ結構大切な必需品です.
面白い事に,どれか一つ忘れるとちゃんとそれが必要な場面に出くわします...
この日はウミガメの死骸が見つかり,満潮になったら流れてしまいそうだったので引き揚げようと思ったらラテックスの使い捨て手袋を補充し忘れていることに気付くという感じ...
このショルダーバッグはパタゴニアの釣り用のステルスアトムスリングという製品なんですが,とても気に入っていて2世代目です.
とても丈夫だし砂浜で物を出すのにいちいち下さないで良いのは便利なのです.
一眼レフは別に背負いますが,雨の日にはレコーダーを省いて,ボトルを外にぶら下げればバッグの中に収納可能です.
土砂降りの時は一眼は持っていかず防水コンデジで撮影は済ませます.
雨具は丸めて外にぶら下げです.
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写真:パタゴニア・ステルスアトムスリングの同型は廃盤になり後継は形が変わってしまいました...残念.
30日
20年以上前の音をポッドキャストでお届けしました.
この音源は水中マイク(Hydrophone)を使って,当時館山沿岸に棲みついていた6頭のミナミハンドウイルカの出す音を録音したものです.
カセット音源をデジタル化して選り抜きました.
当時アメリカのSeaKayaker誌を定期購読していたのですが,そのグッズページにあったHydrophoneを購入してカセットレコーダーと繋げ,録音しました.
このイルカの群れは館山市沿岸に定着していたのですが,個体識別したり,行動範囲を記録したり,行動を観察したり等いろいろと観察を行った中のひとつとして音声記録も試みました.
水中の観察はカヤックに乗り,エスキモーロールで逆さまになった状態で既に行っていたのですが,イルカらしい鳴き声のピーピー音(ホイッスル)がまるで聞けないのが不思議だったので,自分の耳がおかしいのかな?と思い始めていたところでした.
そこへちょうど登場したカヤッカー向けの水中マイクを買って確かめてみようと思った事が第一の目的でした.
一方でイルカが水中でこちらを観察する際に音波をぶつけてきてるのはよく聞こえていたので,それも録音しておきたいというのもありました.
聴いて頂くと分かりますが,やはりピーピー音はなくて,その代わりにマイクを調べているイルカのバリバリ音(クリックス)は耳が痛いくらいよく録音できています.
今回のはイルカの音を主に拾い出して集めたものですが,僕がパドリングする音なども入っていますし,背景音として常に天ぷらを揚げるようなパチパチ音が入っています.
このパチパチはテッポウエビの出す音だそうで,浅いところほど音が大きくなっていました.
全体で2時間以上のテープ音源だったのですが,編集でその音を長いこと聴いていると,最初は単なる雑音だったのに,後半はむしろパチパチが心地好い音に感じられるようになったのが面白かったです.
写真:去年よりも頻度が下がりましたが,クモも見ています.
写真は成長すると迫力満点なイソハエトリ♂.
小さい時にはあんなにかわいいのに…
パチパチ音や船が通過する音,謎の心臓の鼓動のような音(沖を行く大型船とも違うような)などもカットしていない(ほぼ)全編バージョンも,結構面白いのでアップしちゃおうかなと思ったりしていますが,需要があるのかは…?
非常にマニアックな音ですが,是非試しに聴いてみてください!
最初にパチパチというテッポウエビの出す音が15秒ほど続きます.
これが水中の日常的な音です.
その後にビビビ,パリパリから次第にバリバリという音に変わるやや激しい音が聴こえてきます.
この音は耳の良い人にはキツイ音かもしれませんのでご注意ください.
これがイルカのクリックスです.
写真は当時のもので,子イルカも写っています.
この写真のイルカに関する情報はシックスドーサルズのホームページ内
「海棲哺乳類」→「ミナミハンドウイルカ」
をご覧ください.
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写真:海岸で見つけたイノシシらしき足跡. 7月には和田地区の海岸でサーファーがイノシシに襲われケガを負いました.
十分ご注意ください.
「サーファーがイノシシに襲われ搬送」房日新聞 2022年07月10日
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運転をしながら,仕事で作業をしながら,音でブログを気楽に「読んで」頂けるようにポッドキャストでの配信を始めました.
文章では書ききれなかった事なども録音時に思い付きで加えてあります.
その他に波音などの海辺の環境音,海に関わる人のお話しなどもご紹介しております.
是非お気軽にお試しください.
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