カヤック日記


2022年4月の出来事

写真:ヒナの居場所を確認しながら警戒して走るシロチドリの親.













写真:ヒナの居場所を確認しながら警戒して走るシロチドリの親.

今月も「Twitterまとめ」的に書いていきます.
Twitterでは文字数制限もあり,表現が雑だったり,省いたことも多いのでそれも補充してあります.
写真も見てみようと思った方はリンクからTwitterにアクセスお願いいたします.
このブログは自分のメモも兼ねているのでTwitterでは紹介していなかった出来事も少し加えてあります.

7日
ミサゴは千葉県では繁殖が確認されていないそうですが,この時期にまだ少数がいますが間もなく見られなくなります.
しかし,たまに夏でもミサゴに遭遇することがありますので,それがどのような経緯なのかは興味深いです.
個体識別の調査で何か将来的に解ったら面白いなと思っています.
ミサゴの数が増えて繁殖地を拡大してきていれば千葉県も繁殖地になるのでは?とも考えています.
コチドリは今年も引き続きシロチドリの繁殖地で勢力を拡大してきている様子です.
シロチドリが減少しているのは気が強いコチドリの数が増えているからでしょうか?
いずれも生息環境の状態が大元の要因と考えています.
その生息環境の変化の要因に人間の活動がどの程度関係しているのかが問題となります. まず目の前の事で言えば我々シーカヤッカーを含めた釣り,サーフィン,海水浴,海岸の散策(特に海岸で犬の放すこと)等のいわゆるレジャーが影響を与えている可能性について個々人が考えるようになると良いと思います.
これについては後でまた触れていますが,次の段階としては自治体などによる重機を用いた大規模な海岸の形状加工はシロチドリの繁殖適地をコチドリの繁殖適地に変えてしまうという状況が見られます.
徐々に大きな視点に移していくと異常な高潮によって海岸の状況が一変してしまうケースも人間の活動が関係している可能性があるかもしれないと考えられるようになってきました.
以前であれば台風は自然現象ですから,その影響を受けて生物の生態が変化するのは自然の中での出来事としてむしろ人間が手を出すべきではないものでしたが,長年安定していた海岸の砂丘が大きく崩れるような異常な大型の台風については人間活動の結果である可能性もあります.
それが本当に証明されるのはまだまだ先と思いますが,人が野生の生物の生活にどのように関わっていくのかは非常にデリケートですので,安易な対応でむしろ混乱を増してしまう可能性についても十分に考えなければなりません.
それにはまず影響を与えずに時間をかけて観察し相手を理解することが必要です.

写真:ミサゴ.最後まで残っていた個体.













写真:ミサゴ.最後まで残っていた個体.

私のウミガメの調査を指導してくださった故秋山章男先生は「優しい無視」という言葉を残されました.
「見守る」よりもさらに遠くから,まるで「見て見ぬふり」をして無視しているかのように,その生き物の生活に関わらず,「やさしさ」はその環境を守ることで成すというような意味のお言葉です.
自分の活動の基本は秋山先生の教えに基づいている点が多く,大変影響を受けています.
秋山先生のご活動はインターネットでも垣間見ることができますので,知って頂けたらと思います.
「ICHINOMIYA Clip〜この町のこの人」 は先生のお人柄が垣間見えますし,私が先生から教わった事が書き残されている感じでおすすめです.
そして,そのお顔の写真から先生のユーモアや,まるで子供のままのような好奇心の強さが出ていますし,トレードマークのバンダナ,ベスト姿も懐かしいです.
とにかく先生と話していると楽しくて飽きなかったですし,本当にいろいろな事に興味をもって,人にも自然にも配慮して自然を見ていること,そして何より生き物の目線で人間の世界を見ているということが感じられました.
サイト内の先生の言葉を引用させていただきます.
「自然の観察は5年10年位じゃだめですね。ずっと長いこと続けないと。ただ、1日1日はほんのわずかな時間を割くだけでいいのです。それが10年とか20年続くととても貴重なデータ資料になります。ありきたりですが「継続は力なり」です。やはり10年〜20年続けると仕組みが分かってくる。継続して見るとそれぞれの年で違うんですよ。だからある年だけに注目すると本当の姿が見えない。継続したデータから枝葉を取って見るとやっとその本来の姿が見えてくる。短期間の集中的な研究では分からないことがいっぱい分かってきますからね。」
Google検索「秋山章男」
当日のTwitter投稿

写真:潮だまりのケシウミアメンボ.動きが速いので撮影が難しい…













写真:潮だまりのケシウミアメンボ.動きが速いので撮影が難しい…

10日
暖かくなって磯では海のアメンボが動き出しました.
ケシウミアメンボは千葉県では少なめだそうですが,南房総ではいないとこはいないけど,いるとこには安定しているという感じです. 全くいない場所があるということは,安定している生息地でも生息環境や個体数の変動で急速に数が減る,いなくなるという可能性があると思いますので油断できないと感じています.
「ケシウミアメンボ」日本のレッドデータ検索システム
当日のTwitter投稿

11日
磯にいる赤いダニが「知り合いのダニが困ってるから気になって,助けられないかな?と頑張ってみた」かのような行動を見たのでYouTubeでアップしておきました.
もしも,こういう小さな生き物が利他的な行動や同種の心配をするのだとしたら人間って…と思わずにはいられないです.
その後に再度調べたところ,現場で見たものはタカラダニよりも吻が尖がっていて触脚が大きく脚が10本に見えたので,画像をよく見てみたところイソテングダニのようだと判りYouTubeの説明を「イソテングダニと思われる」に直しました.
磯にいたからイソ…というのも怪しいのですが.
さらに文中に訂正箇所があって,触脚→触肢と直し,さらに,ダニのこれは触肢ではなく鋏角だと知り,これも訂正しました.
十分に注意して調べてから掲載しないとと反省いたしました.
海岸のダニについてもクモ同様関心を持てるようにしていきたいと思いますが,クモ以上に小さいのが難点ですね.
生き物の,行動の方に興味がある私としてはなかなかハードルの高い相手だなあと思います.
YouTube「イソテングダニと思われる赤いダニの利他的行動? 2022年3月9日 南房総市太平洋岸」6DORSALS KAYAK SERVICESチャンネル
当日のTwitter投稿

写真:この位置にできることが多い気がする吊るし雲っぽい雲.吊るし雲にしては富士山から離れすぎ?













写真:この位置にできることが多い気がする吊るし雲っぽい雲.吊るし雲にしては富士山から離れすぎ?

13日
3月4日の岩井海岸に大量に打ちあがっていた白い漂着物の件で,以前ザトウクジラ(2016年1月)とマッコウクジラ(2003年12月)が打ちあがった時に流れていた脂の写真を引っ張り出して見てみました.
坂田の海岸に漂っていたザトウクジラの脂は柔らかい質感で色も真っ白ではありませんでした.
野島崎の港内に入り込む形で漂っていたマッコウクジラの脂は似ているような感じだったですが,残念ながら近くで撮影,観察していませんでした.
マッコウクジラのものは今回のものに少し似ていると感じました.

マッコウクジラの方は2003年の暮れに野島崎の港に入り込んで,根本海岸まで曳航されて30日に海岸に埋める前に国立科学博物館で解剖調査されました.
その時は私が初めてクジラの解剖を手伝わせて頂いた時だったはずで,それ以前はいわゆるイルカサイズのものだけでした.
大包丁を使うのは遠慮して,しかし小さな方の捕鯨の時にクジラを裁くための包丁や手鉤などもお借りして,大きなクジラに圧倒されつつ,刃物の切れ味にもビビりつつ,しかも脂でヌルヌル滑るという危険極まりない現場に知らないことだらけのド素人という,単なる足手纏いでありながら山田格先生に直接教えて頂きながら夜まで作業が続きました.
唯一は運の良いことに(?)私は実家が水産関係の加工仕事で,手伝いなどしていましたので海関係の生臭さには慣れていたことが臭いクジラの現場ではかなり役立ちました.
あとはカヤックのおかげで筋力だけはあったので体力勝負のこの現場では何かお手伝いできそうかなと思えました.
なんでも役立つものだなあと思ったものです.
この時も一緒に現場にいた田島木綿子さんは最近,漂着クジラの解剖を伴う調査についての本, 「海獣学者、クジラを解剖する。〜海の哺乳類の死体が教えてくれること〜」山と渓谷社 を出されました.

写真:2003年12月30日,根本海岸でマッコウクジラ剖検中の山田格先生.















写真:2003年12月30日,根本海岸でマッコウクジラ剖検中の山田格先生.

田島さんも山田先生の下でクジラの漂着に関わり始めた頃だったそうで,20年近く前ですからみなさん若くて懐かしい写真で,しばらく眺めていました.
その中で山田先生とマッコウクジラの下顎がクレーンで吊るされた写真があったのですが,写真を見た田島さんが「今度その写真を活動の紹介の時に使いたい」と言ってくれて送りましたので,そのうちどこかで使ってくれるかなと楽しみです.(先にここで紹介してしまいますが↑)
その後,南房総でクジラが漂着する度に解剖にも繰り返し参加させていただいて,少しは慣れた(できる事とできない事の見極めができた?)かな〜と思った頃からクジラにこんな風に触ることが減りました.
クジラが死ななくなったのだからきっと良いことですね.それともクジラの数が減ったことの表れなのでしょうか?
いずれにしてもまだこれからもこういう機会がきっとありますから,大きな包丁や手鉤で体力勝負での調査に十分にお役に立てるような体力を維持していきたいと思います.
しかし山田先生,田島先生の活動のご苦労についてはもっともっと世の中に紹介されて良いと思います.
まずは少し前にネットでアップされていた記事を貼っておきますので読んでみてください.
文中では以下のような事も書いてあります.
「1993年、山形県でストランディングしたクジラの胃の中からはプラスチックごみが見つかっていました。 標本として確認できるのがこの年のものであって、もっと前から海獣たちはプラスチックを食べていたのかもしれませんが…。 私は当時から講演のたびにプラスチックごみの話をしていましたが、関心を示してくれる人はまだ多くはなかったです。 最近になって“ようやく”問題視されるようになりましたが、私たちからしたらそこには30年間のブランクがあり、当時からもう少し強いメッセージとして伝えていれば今の状況は違ったのかもしれません。」
田島さんの言うように国立科学博物館のこの地道な活動がもっと早くクローズアップされていたら…と思いますね.
田島木綿子さん記事「【衝撃】クジラの胃から見つかる大量のプラごみ。海獣学者が危惧する生態系破壊」オーシャナOcean+α
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写真:日照が乏しく雨がちな4月でしたがハマヒルガオは月末には満開に.













写真:日照が乏しく雨がちな4月でしたがハマヒルガオは月末には満開に.

17日
台風1号(気象庁過去の天気図4月15日) のうねりと大潮が重なって大きく様子の変わった館山湾の海辺には繁殖活動が始まったコチドリが嵐の間の分も食べようとしているかのように盛んに餌を食べていました.
凄い顎した細長い生き物が漂着していて,最初は漂流物に時々付着しているウミケムシかな?と思ったのですが,よく見ると凄い顎をしていました!
写真を撮って帰って調べてみるとオニイソメという生き物でした.
存在自体知らなかったので驚きましたが,数メートルの長さになるものもあるそうで,海底の穴から頭だけ出して獲物を捕るそうです.
海底にこんなのがいると思うとちょっと怖いかも….
コウボウムギ群落の中にはこれまた私が初めて見たシマウマ状の鮮やかな模様の大型のハエトリグモが見つかりました.
帰って調べるとヤハズハエトリ♂とのことで,海岸では見たことがなかったこの目立つクモですが,意外と内陸では普通に見つかるそうで,そっちに驚きました.
私がクモに興味を持ってから主に観察している場所が海岸ですから,海岸で見ない種類だと「珍しい!」と無駄に感動してしまうこと,そして何よりまだ知らない種類が多いクモ初心者であることによります.
何より「知らない」ということが,「面白い!」に繋がる個人の体験にとって最も貴重なことだという事を改めてクモに興味を持ち始めたことで感じています.
知らないを恥ずかしいと感じるのはもう古いのかもしれません.
学校での教育の中で行われてきた事をそのまま楽しみにも導入すると,ちょっと視野が狭くなってしまう場合もありますし,何より自由に楽しむことを難しくする場合があると思います.
シーカヤッキングもそうですが,前の時代にそれに触れてきた人が大切と感じたことは伝えて,それでいて自由発想ができるアソビも残す事でその世界はもっと発展していくだろうと思います.
私もクモに関して知らないことだらけを楽しんで,現場で少しずつ経験を積みながら「知らない」強味を活かしての自由発想で海の上や海岸のクモの生態を記録していきたいなと思っています.
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写真:漂着ウミガメの体表でハエを捕食していたヤサアリグモと思われるクモ.




















写真:漂着ウミガメの体表でハエを捕食していたヤサアリグモと思われるクモ.

19日
某所ハマナタマメ×3の様子を確認に行きました.
台風1号の高潮の影響はほぼ無しでした.
帰りにはスナハマハエトリ生息地に寄って観察も行いましたが,地面を歩いている飛ばないハエがいて不思議に思い撮影して見てみたところ羽化して間もないだけのようでした.
風が強い海岸で生息する為に翅が退化したハエ!?とか一瞬考えたり….
そういうハエがハワイなどにいるそうで,それを思い浮かべたのですが,実際飛び立つと強風に煽られてしまうという場面はよく見ますので,飛ぶ虫が海辺で生きると海に落ちてしまうリスクは常に付き纏うでしょうね.
流木には不明な菌らしきものもみられたのですが,全く何か分かりませんでした.
こういうものも少し勉強していきたいとは思いますがなかなか….
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20日
今年もオキナワイチモンジハムシが見つかる季節になりました.
最初に南房総で見たのは2017年の4月で,それ以降は毎年海岸線で少数ですが見るようになりました.
きれいな虫ですが,本来は琉球列島で生息いている千葉県にあっては外来生物なのだそうです.
2017年4月のカヤック日記(写真はないですが,初めて見た時の経緯を書いてあります)
当日のTwitter投稿

21日
海浜植生とスナハマハエトリの観察に出かけた内房某所の海岸では鳥たちが採餌に忙しそうでした.
ホオジロは海浜植物の若葉でも食べている様子でした.
もし動物質を採取しているとしたら小さなクモかバッタ,ハエくらいしか見当たらないのですが,そのすぐそばでハクセキレイが大き目の黒っぽいものを捕食したような場面も見られました.
私では見つけられない彼らにとってのご馳走が沢山あるようです.
とにかく海岸の植生は鳥たちにも貴重な場所です.
ツバメは飛んでる虫をたらふく食べて重くなったのでしょうか,砂浜に降り立って余裕?な感じで羽繕いしていました.
当日のTwitter投稿

写真:福徳岡ノ場産と思われる軽石はまだ残留しています.表面の状態では新たに供給されているものと古いものが混ざっているようにも見えます.













写真:福徳岡ノ場産と思われる軽石はまだ残留しています.表面の状態では新たに供給されているものと古いものが混ざっているようにも見えます.

22日
久しぶりのアリソガイ合弁を発見しました.
2019年12月に初めて拾った時は全く種類が分からず,親切なTwitterの皆さんに教えていただいたのでした.
貝殻の質感など全然違うのに,その時には「チョウセンハマグリ?」とか言ってました…お恥ずかしい限りです.
この大きな貝は千葉県では絶滅危惧T類という希少な貝なのです.
つまりこの海岸は貴重な場所なのでしょう.
こういうものこそ南房総が誇るべきものと思います.
「アリソガイ」日本のレッドデータ検索システム
2019/12の初アリソガイTwitter投稿
当日のTwitter投稿

24日
スナハマハエトリのターンが凄く早いので,どうやって脚を運んでるんだろう?と思いスローで撮ってみました.
ところがスローで見ても普通の速度に見えてしまうくらい早いのです.
足が絡まないのが不思議なくらいです.
通常の速度だと瞬間的に転回してますので見てみてください!
YouTube「スナハマハエトリ 2021年3月17日 千葉県館山市」6DORSALS KAYAK SERVICESチャンネル
当日のTwitter投稿

28日
今年もチドリが南房総の海岸各所でも繁殖を始めています.
卵と雛を確認したのは今のところ館山湾内コチドリ(卵×4)と南房総市太平洋岸シロチドリの(雛×2)の2件だけですが,これまでの行動や毎年の繁殖状況からすると,房総半島のいろいろな海岸に卵があったり雛が隠れているはずです.
そしてゴールデンウィークとなり,海岸の人出が増えると共に海岸清掃のハイシーズンにも入りました.
昨年も随分書いたのですが,海岸清掃前に海岸生物の生息状況を十分に調査しておいて,例えばチドリの巣があるならば予め十分に距離を置いてその周辺の清掃はしばらく見送るなどの対応をお願いしたいと考えています.
その他にも海岸漂着物や海浜植生内に依存している小生物(ハマダンゴムシやハマトビムシ,その他昆虫類)の状況も配慮して漂着有機物は少し残す,清掃の時に海浜植生を踏まないなどの配慮も必要と考えています.
これらはチドリの餌でもありますし,砂浜海岸の生態系の基盤となる特に重要なものです.
ビーチクリーンは「海岸を人間用にするため」にではなくて,例えば「クジラや海鳥がプラスティックを食べないようにするため」というような,海や海の生き物のためにも行っている活動なはずだと思います.
だとすると,まず,目の前にいる海岸で生きる生き物の暮らしを乱す事が無いように慎重に進めないと,むしろ生き物にとって(=海にとって)は大きな害のある行為になってしまう可能性があるという事なのです.
せっかく海のために行っているビーチクリーンがもっと海のためになるように是非この話を伝えていただければ嬉しいです.

写真:こちらを警戒していたシロチドリ親子.撮影してすぐに離れました.(できるだけ接近しないで撮影したため,望遠で更にかなりトリミングで画質が悪いです)













写真:こちらを警戒していたシロチドリ親子.撮影してすぐに離れました.(できるだけ接近しないで撮影したため,望遠で更にかなりトリミングで画質が悪いです)

以前,館山湾内のコチドリが雛を連れて過ごしている海岸に海岸清掃の人が大勢現れて,コチドリ親子はパニックになり家族がバラバラになって逃げ惑うという姿を見た事がありますが,本当に悲惨な場面でした.
親鳥と逸れている間に雛はカラスや野良猫に捕食されてしまう可能性が十分にあります.
また,雛は本当に危険を感じるとジッと動かずに砂地の隠蔽色である体色に全てを託して隠れる習性があるためビーチクリーンの人が気づくこともなく踏み潰してしまう可能性が十分にあります.
良心から行っているビーチクリーンでそういう事が起きてしまったら,それはとても悲惨な事だと思います.
ご協力どうぞよろしくお願いいたします.
当日のTwitter投稿

30日
「kayak〜海を旅する本」2022年春号届きました.
今号の「カヤック乗りの海浜生物記」は海岸編です.
シーカヤッカーの海岸利用で海岸の生き物に負担がかからないようにするには…という,上記のTwitterなどでお伝えしたビーチクリーンでの影響と同じような流れの内容です.
シーカヤッカーだけでも自然の擁護者であり続けてほしいと願っています.
シーカヤッカーは海側から陸を見ています.
つまり海の生物としての視点を持つ数少ない人間だという事になります.
これは前出の秋山先生が伝えたかった事と重なります.
シーカヤッカーはそれを楽しむ中で自然とそういう視点を得ているのです.
それって凄いことだと私は思っています.
いろいろ煩いですが,どうぞよろしくお願い致します!
当日のTwitter投稿


お知らせ



「kayak〜海を旅する本」Vol.76 発売中
店頭希望小売価格=840円(税込み)
藤田連載の「カヤック乗りの海浜生物記」は58「海岸」編です.
どうぞ宜しくお願い致します.
詳細 (6DORSALSお知らせのページ)
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文章では書ききれなかった事なども録音時に思い付きで加えてあります.
その他に波音などの海辺の環境音,海に関わる人のお話しなども今後ご紹介していければと考えております.
是非お気軽にお試しください.
「シックスドーサルズの南房総海日記」Anchor






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