足跡

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数百メートルにわたって迷いながら歩いた跡。
この海岸は固くしまった地面があり柔らかい砂地を求めていたようです。
ずっと奥が海。

足跡の幅はこのくらい。
はじめて見ると大抵の人はキャタピラーだと思ってしまうでしょう。
慣れてくれば足跡の形からどちら向きに歩いたか分かります。

新鮮な足跡はくっきりしているので分かりやすい。
海水浴やカヤックに出かけたら砂浜に注意してみてくださいね。

手前のフカフカした感じの砂が巣を掘った跡。
フカフカした場所をボディーピットと言います。
このどこかに卵があるのです。


関東のこんなに普通の海水浴場にウミガメが上陸して産卵することは一般にはほとんど知られていません。
私が足跡を見つけたとき既にそれに気づいているのは地元の海女さんや漁師さんくらいです。

海岸に沿って蛇行している足跡。
これより奥に行くと街頭の明かりが見える、しかし海からは近すぎるので悩んだ末にできた足跡ではないかと思われます。
街灯の多い根本海岸は砂浜の奥行きが長いわりには海の近くで産卵する母ガメが多いという特徴があります。


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