アカウミガメの上陸(産卵)

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夜間の産卵調査を行なわなくなってから上陸してくる母ウミガメに遇う事が無くなっていたが、この日は日中の産卵上陸痕探し中に上陸直後の母亀に遭遇しました。
日中に上がって来た理由は?


09'8/17 千倉白子海岸。10:16 発見時の様子。
海岸をマウンテンバイクで走りながら上陸痕調査中、前方に這うように動くものが目に入りました。
カメだ!と反射的に自転車を倒して低い姿勢をとったところ、運良く亀には気付かれず、母亀はそのまま上陸行動を続けてくれました。

ノシノシと浜を登っていくが、前方にはブロックで作られた壁が立ちはだかる。
右目でブロックをじっくり見ています。

壁を見上げて呆然「…」といった感じ。
その後壁に沿って右方向へ向かい適地を探す…。


…が何度か掘ってはみたものの気に入らず海へ向かい始めます。
この時一旦こちらを見たが人とは思わなかったらしい。
「これ邪魔ッ!」と怒ったような様子に見えますね。
人間として本当にスミマセン。


虚しく浜を下っていきます。
いつの間にか向こうに人が座っていましたがウミガメに気付いていないようで、ウミガメの方も気付いていない。
日中で空気中での視力程度が想像できます。


浜に下りたら下りたで、また障害物です。
過去に積んであったブロックが崩れたものらしいです。
産卵地にあってはこういうものは素早く撤去すべきですね。



上陸の際もかなり邪魔だったと思うブロックは帰りには完全に行く手を塞ぎました。
しばらくもがいた後に向きを変え迂回。
かなり息が荒くなっていて苦しそうでした。
その後10:32に海に無事戻っていきました。




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